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外耳道炎の分類:外耳道真菌症

2014.2.3

外耳道炎の分類:外耳道真菌症

慢性的な外耳道炎の特殊な形として、外耳道真菌症があります。たとえば慢性中耳炎の症状の悪化している時や、手術の後にみみだれ(耳漏)が続くような場合は、外耳道内が湿った状態であるとともに、抗菌薬の投与により菌交代現象(抗菌薬の服用によってこれに感受性をもつ細菌が減少し、それらの細菌のために増殖をおさえられていた不感受性菌・耐性菌が異常に増殖する現象)が加わって真菌の繁殖に好都合になります。

典型例の耳の中の所見は、外耳道に耳垢様の膜のような物が形成され、外耳道の壁および鼓膜に密着しています。これを取り除くと外耳道の皮膚および鼓膜は赤くなっていたり、ただれていたり(びらん)、湿潤の所見がみられます。

外耳道には常在菌として真菌が存在するものの、通常外耳道は弱酸性となっており真菌が繁殖しにくい状態となっています。ここに繁殖の誘発因子となる高温多湿の状態や小さな傷、菌交代現象などが起こった場合に、皮膚の局所感染防御機能が低下して真菌が繁殖します。

 

〈外耳道炎の他の説明〉

 

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